第五回ふわふわラジオ(3)
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柴「何の話してたかわかんなくなってきたので話題変えましょうか」
上「後半ちょっと愚痴っぽくもなってたしね。嫌いじゃないよ、秋田!」
柴「秋田県民の皆さんへ。いつか上崎さんにはきっちり秋田の魅力を紹介させますんで怒らないでやってくださいね!」
上「それで、エンディング曲の話だけどさ」
柴「ああ、なんか話したがってましたね」
上「話したがったし聞きたがってた人もいるでしょ絶対。YOASOBI、ずとまよって来てたじゃん?」
柴「えー、今週から聞いてくださっている方に説明しますと、番組のテーマ曲があるんですね。それをエンディングで流しているんですが、毎回別の色んなアーティストさんに歌ってもらっているんですよ。第一回はYOASOBIさん、第二回がずっと真夜中でいいのにさん……どこにそんなお金あったんですかね」
上「というかそっちに金かけてるせいで本編が予算不足なんでしょ。アホじゃないの」
柴「アホですね。それで?」
上「いやさ、その流れで来たらさ? なんか拘りあって選んでんのかと思うじゃん。なんていうか、よる・よるだし」
柴「ニュアンスは理解できますね」
上「そしたら突然違う人来たじゃん」
柴「瀧田樹里さんでしたよね、綺麗な声でした」
上「それには同意するよ、あたしも好きだし。アイドルマスターの中でぶっちゃけ一番小鳥さんの歌が好きなんじゃないかってレベルで好きだし。でも級に声優さん? ってはなるよね」
柴「まあ確かに」
上「別に夜縛りでは無かったんだな、じゃあどんな基準なんだろうな~って何となく考えてたところに先週のヨルシカですよ。混乱したわ」
柴「朝を越えて戻ってきた夜って感じですね」
上「は?」
柴「上崎さんアイドルマスター知ってるんですよね? あれ、漫画もあるじゃないですか」
上「え、まああるだろうなーとは思うよ。ゲームにアニメにリアルライブにとあるんだし、まあ漫画もあるよね」
柴「その漫画、実は小鳥さんが主人公のシリーズもあるんですよ。『朝焼けは黄金色』っていう」
上「はあ。もしかしてそれだけ? 突然の瀧田さん」
柴「ええ。あとは単純にプロデューサーの趣味ですね、初代の」
上「この話題の中でプロデューサーって単語が出るとめっちゃややこしいわね。瀧田さんが出た理由は分かったけど、ヨルシカがビミョーにハブられた理由は何?」
柴「聞いたことなかったらしいんですよね、ヨルシカの歌」
上「あ、そう」
柴「その状態で第三回までのエンディング発注して、その後で聞いたらめっちゃ良かったと」
上「ホント好き勝手やってたんだなあ」
柴「『ウミユリ海底譚』を」
上「しかもそっちかよ」
柴「最近はボカロPから一般に出てくる人増えましたよねえ」
上「強めの話題軌道修正! まあでも、たしかに。有名なのは米津玄師さんかな?」
柴「最近はEveさんも有名ですよね。呪術廻戦からこう、一気に」
上「そういう意味ではアニソン枠でもあるんだけど……もうさ、その辺大概ごちゃまぜだもんね。一般て」
柴「分けるとしたらアニソン枠は段々声優ソングになってるというか。もうアニメのオープニングに使われたくらいじゃアニソンって言わないですよねえ」
上「寧ろ一番嫌われるパターンだよね。ふへへ知ってるこれあのアニメにも使われてたんだよぐへへって」
柴「その人が嫌われてるのは笑い方のせいな気がしますが」
上「アニメの曲といえば、あたし普段テレビを垂れ流してるんだけどさ。最近あれ、なんて言うの? BGM? あれにアニソンよく使われてるよね」
柴「ああ。アニソンっていうか、それこそアニメBGMといいますか。確かに最近多いですよね」
上「あれはアニメ好きが見てて、聞いててニヤッと来るのもあるけど、一般の、アニメなんかそんな見ない人にも『アニソン』が受け入れられてるって証拠なのかなと思うよねえ」
柴「この前、いわゆるオタクと一般人の境目が無くなってるって話しましたけど。もうだいぶ前からその兆候があったってことですかね」
上「何年前だったっけなあ。あたしが最初にそれ気になったのはさ、箱根駅伝だかでさ。Real-Actionが流れたんだよね」
柴「なんでたとえでそれ持ってくるんですか、ピンとくる人あんまいないでしょ」
上「でも柴山さん分かるんでしょ?」
柴「仮面ライダー電王の主人公野上遼太郎ソロキャラクターソングですね」
上「早口こっわ……」
柴「上崎さんがふってきたんでしょ。でも、上崎さんこそ、特撮までカバーしてるとは、オタクでは?」
上「浅くだけど、広いのよ。でまあ、それをきっかけに気を付けて聞くようになったらさ、意外と多くて」
柴「テレビ局としても、便利でしょうしね。当たり障りのない、といったら悪いですけど、どこにでもあるようなBGM使うより特定のシーンに合わせてわざわざ作った魂籠ったBGMのほうがかっこいいですし」
上「言い直したけど、ひどくなってるよね。悪口」
柴「しかもぼくらみたいな人種以外は使いまわしだと気づかない。素晴らしいリサイクル精神」
上「褒めてんのか嫌味なのか微妙なラインだなー」
柴「話の着地点見失ったのでやめてもいいですか? ちょうど時間ですし」
上「うん、まあこれに関しては特に感想もないよね。よく聞くなあって事実がすべてだよね」
柴「願わくば隣に彼女を乗せてのドライブでアニソンを流せる世の中になってほしい……」
上「うーん、それはまた別の話じゃないかなー」
柴「そんなわけで、来週の放送についてですね。お休みです」
上「はーい。え? マジで?」
柴「マジです」
上「ええ? 放送開始からたった5回で休み入れんの? 傲慢では?」
柴「傲慢て。いや、言いたいことは分かりますけどね、話のネタも必要ですし」
上「理由が切実すぎるんだよなあ。」
柴「ですが毎週、というか毎日お便りを募集していますので、そちらはどしどし送っていただければと思います」
上「なんかめっちゃ切実みたいなんで是非よろしくですー」
柴「さて、今日はエンディング誰ですかね?」
上「夜の人……うーん、わかんないかも」
柴「願わくば次回の話題になるような人がいいですね」
上「そんなに深刻なネタ切れなの?」
柴「あっ時間だ時間だ。それでは皆さん、また次回!」
上「逃げやがった……あー、また再来週のこの時間に! ばいなーら!」
(ED)
(曲)「番組テーマソング(コブクロ)」
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