第八回ふわふわラジオ(1)
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(SE)『ふわふわ〜ラジオ〜!』
上「皆さんこんばんは! 今週もやっていきますよー『ふわふわラジオ』! MCの上崎茜(CV.茅野愛衣)です!」
柴「こんばんは。柴山蒼汰です」
上「聞いて柴山さん。最近ね、日が長いと思わない?」
柴「え、ああ、そうですね。19時とかまだ外が明るくて、時間間隔がおかしくなってる感じがします」
上「あたしもそうだったんだけどさ、こないだ、夏至だったんだって! どうするもう夏終わっちゃったよ!」
柴「いやまあそうはならないと思いますけど、確かに、日が短くなっていくと冬に近づいている気にはなるかもですね」
上「でしょー? 先週そろそろ夏だな、とか話してたのにこの急展開。先週時点で夏至のこと把握してたらこうはならなかったのかな……そんな感じの第八回、はじまり!」
(SE)『ふわふわ〜ラジオ〜!』
(CM)
(曲)「PERFECT SYMPHONY(立花響×風鳴翼×雪音クリス×マリア・カデンツァヴナ・イヴ×暁切歌×月読調×キャロル・マールス・ディーンハイム)」
上「うわあ、あたしこれフルで聞くの初めてだわ」
柴「それ以前に、知ってるんですね」
上「アニソンでしょ? 『戦姫絶唱シンフォギア』の、シリーズラストバトルで流れた曲」
柴「おお、詳しい。そうです、シリーズ5期『XV(エクシヴ)』の最終話、OP無しで始まった冒頭から、主人公たちがラスボスに戦いを挑むシーン。過去作では敵同士だったこともある7人が団結し歌う、切札とも言える曲がこれなんです」
上「オタク特有の早口が出るくらい詳しい……」
柴「まああのシリーズは全男の子が好きですからね。その中でも屈指の名シーンともなればアツく語れちゃいますよ」
上「全男の子って、いやちょっと分かるけど」
柴「戦う女の子、変身シーン、メカ要素、かっこいいオトナ達、勇気と根性、アツいバトルシーン、トラウマを乗り越え、心の傷を友が癒して、戦いを通して心を通わせ昨日の敵は今日の友、死んでいった仲間の遺した新たな力、敵に乗っ取られた大切な人、地球規模のスケールに神との戦い……」
上「寧ろなんかやってない王道展開ある?」
柴「無いんじゃないですかね。それら全部が、独創的な世界観設定もあってパクリに見えるところ皆無って言う。もうほんと素晴らしい作品でしたよ」
上「うん、まあ、わかるけどね。あたしも見てたし。取り敢えずおたより紹介してくれる?」
柴「はい、そうですね。PN『焼却された思い出』さんからのリクエスト」
上「お前、ここにいたのか……そして分かんない人のほう多いでしょそのネタ」
柴「ガチ、の人ですね。えー、『上崎さん、柴山さん、シンシンシンフォギア~』」
上「こんばんは、送るラジオ間違えてますよ。いや徹底的だな!」
柴「『上崎さんがアニソンでもいいって言ってたので、この曲をリクエストします』」
上「成程、あたしのせいか」
柴「まあまあ。『上崎さんは聞いたことあるかな? 柴山さんはきっとCDも持っていることでしょうけど、知らない人にも是非知ってほしいかっこいい曲です』」
上「まあうん、かっこいいことは認めるよ。曲は悪くないね、どちらかというと柴山さんに話題を提供したってのが罪だね」
柴「ええー。まああとは『是非採用お願いします!』ってことでしたけど」
上「あー、大丈夫大丈夫! このラジオ未だに殆ど曲のリクエスト来ないから、どんどん採用してってますよ。そう言ってるとイロモノばっか送られてきそうだけど!」
柴「イロモノは失礼ですよ……まあでも、よくこの曲を選びましたね」
上「そういえば、焼却された思い出さん……長いわ。焼却さんが言ってたけどさー」
柴「そっち略すんですか」
上「文句言わない。で、CDがどうとかって言ってたけどさ。たしかこの曲、CDも配信もしてないよね? だからフルバージョン聞いたことなかった、と、思うんだけど」
柴「お、もしかしてキャラクターソングとかも買う派でしたか」
上「まあ、ほんとに曲がかっこいいアニメだからね。水樹奈々さんが歌う主題歌も好きだし、気に入ったいくつかは買って、ウォークマンに入れてるんだけど。確か、デュエット曲とか幾つかは、調べても出てこなかったと思うんだよ」
柴「それは調査不足でしたね。この曲含め幾つかは、BD/DVDを買うと聞けますよ」
上「え、ブルーレイ……円盤? なんの?」
柴「アニメの」
上「アニメの円盤にCDがついてくるの?」
柴「そうです。一巻当たり2曲くらい入ってきます。君も円盤コンプリートして名曲をコンプリートしよう!」
上「一枚当たりの値段、シングルCDの3倍くらいするよね」
柴「もっとですね。頑張ってください」
上「うわー、まじかー。ええ、円盤買わなきゃ聞けなかったのか……ほんとかっこいい曲だけど、流石にちょっと悩むなー」
柴「まあ実際賛否両論だとは思いますよ。ライトユーザー……って言い方であってますかね? 円盤買う文化が無い人たちからするとぼったくり感が強いですし、キャラソンはCD出してますからね」
上「あとそもそも、作中の音楽が豊富イコール買い集めたい曲が多いってことでもあるからねー。お財布が、ちょっと」
柴「でも見方を変えれば、そうやって売り上げを伸ばしたおかげで5期まで作れたのかもしれませんよ。今どき5期まで、5クール分やるアニメなんてそうそう無いですもん」
上「あー、短いよね最近のアニメ化。数撃っといて、当たったやつだけ広げていく感じ」
柴「作品愛とか全部取っ払って考えれば、一番効率的なのはその方法ですからねえ。アニメ化を待つ作品というのも、飽和状態ってくらい沢山ある時代ですし」
上「その分一作一作がなんというか、適当にならないで欲しいけどね。えっその売り上げでアニメ化? とか、えっまだ一冊しか出てないのに? みたいなの多くて」
柴「そうなんですよねえ。好きな作品が、如何にもアニメ化失敗みたいな忘れ方されると悲しくて悲しくて」
上「でもそのアニメ見てないんでしょ? 原作派さん」
柴「文句言える立場じゃなかったですね僕」
上「寧ろシンフォギアあれだけ詳しいんだって言う驚きが。あれアニメしかないじゃん?」
柴「ゲームは置いといて、そうですね。原作がアニメなら声で崩壊するイメージも何も無いですから」
上「成程なー。因みにCDは持ってるの?」
柴「キャラソンもOPEDもサウンドトラックもコンプ済みですよ」
上「こっわ」
(CM)
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