第十七回ふわふわラジオ(1)
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(SE)『ふわふわ〜ラジオ〜!』
上「こんばんは! みなさん、お久しぶりです! 『ふわふわラジオ』 が17回目を迎えまして、記念すべき今日この日のMCは上崎茜(CV.佐々木奈緒)です!」
柴「いかがお過ごしでしたか。MCの柴山蒼汰です」
上「いやー休んじゃったねー! それはもう休みだったねー!」
柴「なんですかそれ、前回も同じようなこと言ってた気がしますよ」
上「暫く毎週放送が続いてたからさー、仕方ないんじゃよう。働いてないと、落ち着かないの!」
柴「貴女それ正反対でしょう? 本来のキャラ」
上「まーね! でも喋るのは好きだから待ち遠しかったのは本当だよ! だから頑張っていきますよ第17回レッツゴー!」
(SE)『ふわふわ〜ラジオ〜!』
(CM)
(曲)「LOVE AND DEVIL(4U)」
上「なんかかっこいい曲だったね。でもあたし知ってるんだ」
柴「あ、知ってたんですか?」
上「いや、曲自体は知らないんだけどね。このラジオのリスナー層と、最近のアニソンはアニソンっぽくないという傾向……ずばり、アニソンでしょ!」
柴「残念。ゲーソンです」
上「ぐわあああっ! まじか……いや誤差でしょ誤差」
柴「は? 全然別物ですが。演歌も日本の歌なんだからJ-POPですってくらい暴論ですよ」
上「そこまで?」
柴「演歌歌手が歌ってる曲は全部演歌だって言うくらい暴論ですよ」
上「氷川きよしさん以外に対してはそこまでの暴言じゃないんじゃない?」
柴「まあほらおたよりで来てるんですから、読みますよ」
上「あたしが聞き分けないみたいに言われてんの納得いかないわ」
柴「PN『バラードエンジェル』さんがらのリクエストです」
上「聞く曲間違ってませんかね」
柴「『上崎さん、柴山さん! こんばんは!』」
二人「「こんばんはー」」
柴「『アプリゲーム、Tokyo 7th sistersからライバルバンド4Uの楽曲をリクエストします! 格好いいですよね!』」
上「確かに、かっこいいよね。やっぱ女の子のバンドって最高だわ」
柴「お? そうなんですか」
上「そうなんですかって何? いや、まあ、個人的な感想だけどね。あれだよ、ギャップ萌えってーの? かわいい子がかっこいいことしてるのとか……いや、でも逆はそーでもねーわね」
柴「逆って言うと、かっこいい人が可愛いことしてるのですか? それも十分ギャップ萌えになると思いますけど」
上「普通ならそうなんだけど、かっこいい人が可愛い歌歌ってるとこはあんま萌えなくない?」
柴「いやーたしかに僕はそのシチュ萌えないですけども。人の趣味はそれぞれですからねえ」
上「ん、まあ、そうか。まあギャップ萌えってことなのよ、うん」
柴「じゃあ、続き読みますね。『最近の音楽ゲームは、オリジナルソングもカバーソングもかっこいいものばかりですよね! 最近はガールズバンドを扱ったタイトルも多いですが、彼女たちは特に私の一押しです。是非聞いてください!』だそうです。ありかとうございます」
上「確かに、多いよねえ。当ラジオで扱っただけでも、バンドリ、プロセカのレオニがいるけども」
柴「スマホゲームの特徴として、何度も何度も更新がかかりコンテンツの追加があるってのがありますからねえ。新曲に次ぐ新曲、カバーで言えば楽しみにしていたあの曲。ファンはずっと楽しめるという」
上「昔からさ、声優のカバー曲まとめ! みたいなのニコニコ動画とかに上がってなかった? 需要はずっとあったんだよね。そこに対する無限供給! 寧ろ供給過多! 何故ならそれを追っているだけで音楽聞きたい欲が満たされてしまうから! 一般人とのカラオケで何も歌えなくなるオタクたち!」
柴「いやでも僕みたいに、昔からカラオケで浮くタイプだった人間にとっては寧ろ逆ですよ。カバー追加されてからいい曲だなってなって思っての原曲逆輸入。寧ろレパートリーが増えていると言えます。最新曲に拘らなければね」
上「あー、そういう見方もできるのね。確かに、ガルパは一般曲とかのカバーも多いかも」
柴「いい曲だな誰のだろ、って思ったら椎名林檎だったときは驚きましたねえ」
上「東京事変さん!? 結構がらっと雰囲気変えて歌い手に合わせてるのもあるし、細かい部分でのアレンジに留めて似せてるのもあるし聞いてて楽しいよね」
柴「こんな僕たちなのに地上波の歌謡祭みたいなやつのスペシャルカバーが好きになれないのは何故なのか」
上「マジで上手い人が歌ってる分には普通に好きよ。結局聞いててアガるかどうかが全てだもん」
柴「声優さんってすごいなあって話に戻ってきちゃうと」
上「マジで声優さんの話しかしてねーなこのラジオ」
柴「じゃあ政治の話でもしますか」
上「柴山極端さんですか?」
柴「いやいや、そういうおたよりが来てるんですよ。だからしょうがない」
上「声優の話を楽しく聞いてたリスナーが政治の話も求めてんの? 雑食にもほどがあんな」
柴「PN『ミスター・プレジデント』からのおたよりです、ありがとうございます」
上「傲岸不遜にもほどがあるでしょ」
柴「『上崎君、柴山君! 御苦労!』」
上「おー、なんかプレジデントっぽい」
柴「『君たちの意見を聞きたい。真の有能さとは、なんであると思うかね?』」
上「随分と……なんていうか、概念的な質問だね……」
柴「『答えを楽しみにしている』だそうです。難しいですね」
上「あ、でもミスター・プレジデント、短く伝えたいことを纏めてるって感じがして好感度上がったかも。話長い人はあんま有能な感じしないわよねえ」
柴「校長先生と政治家とスポーツイベントの組織委員会トップに多い感じの人達ですね?」
上「組織委員会に関してはノーコメントにしておこうかな! 一人しか喋んないときはいいんだけどね、複数人喋るときは、後の人に喋ること残しとこうとか、先に言われたとこは省略するとか、そういう臨機応変さが欲しいと思う。あー、話短い人がいいっていうよりは、臨機応変に対応できる人がいいのか」
柴「そういう意味ではミスター・プレジデント、話題の足りないラジオに短めのおたより送ってきてる辺り有能でないのでは?」
上「質問が概念チックだからシンキングタイム多めにとってくれたと解釈すれば許容範囲でしょ」
柴「僕らは話が長い無能MCなのでCM挟んで話題続きまーす」
(CM)
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