第十一回ふわふわラジオ(1)
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(SE)『ふわふわ〜ラジオ〜!』
上「こんばんは! 貴方の心にジャストスナイプ! 『ふわふわラジオ』11回目のMC、上崎茜(CV.志崎樺音)だよっ!」
柴「今日もキャラ設定が迷走していますね上崎さん。柴山蒼汰、僕もMCです。」
上「新しいキャラクターに挑戦するのも大事ってばっちゃが言ってたからね」
柴「上崎ばっちゃ、だいぶワイルドな方ですね。でもそういうのって一旦キャラが固まり始めてから考えるものじゃないですかね?」
上「オラ、難しいことはよくわかんねー!」
柴「ほらキャラ定まってないから変なふうになる」
上「ふう、疲れたからやーめた。さあ! 気を取り直して第11回、始まりまーす!」
(SE)『ふわふわ〜ラジオ〜!』
(CM)
(曲)「LIFE(キマグレン)」
柴「キマグレンで、LIFEでした」
上「懐かしいねー」
柴「お、知ってる曲でしたか」
上「そりゃあもうね。いっとき流行らなかった?」
柴「いっときって言い方が微妙に失礼な気がするんですが」
上「えー、ごめんなさい」
柴「まあでも、それこそ一時は、何処行っても聞く曲だったような気がしますね?」
上「あー、この曲がどうだったかまでは覚えてないんだけどさ。有線放送って言うの? コンビニとかで流れてる曲、あそこでしょっちゅう流れてて耳に残るフレーズとかあるよね」
柴「ありますね、で、家帰ってから聞こうとするけど絶妙に探し出せないやつ」
上「わかる! だから歌詞の一部を必死で覚えるんだよね、でも店内の音で微妙に聞こえなかったりしてさあ」
柴「ああ、いい曲だったのになあ……ってとこまで含めて何度も経験しましたね」
上「店内音楽と言えば、個人でやってるご飯屋さんとか行くとさ、同じくいろんなジャンルの曲ではあるんだけど、絶妙に古い曲目で流れてる店あるよね。あれも有線なのかな?」
柴「ああ、ありますね。古いと言えば古いんだけど、最新じゃないだけで、なんというか3~5年前くらいの流行り曲みたいなのが流れてる店。なんなんでしょうねあれ」
上「こっちとしては懐かしい気持ちになるからいいんだけどさ。最新曲より知ってるし」
柴「最新曲、追えないですよね」
上「あたしらみたいにサブスク利用してない人間は特にね。昔と違ってMステも見なくなっちゃったし、ZIP! とかで取り上げられるようになってやっと知る感じ」
柴「あれ? 上崎さん、SNSとかやってないんでしたっけか?」
上「あたしのFFオタクばっかりだからオタク文化しか入ってこないんだよ」
柴「ああ、納得」
上「Mステと言えば、最近なんか企画ものやランキングみたいなの多くてあんまり曲聞かせてくれないよね」
柴「特定の番組に対してディスりに走るのやめません?」
上「ディスってない、ディスってない! 人の好みは千差万別、番組の在り方も十番組十色だからね。あたしの好みからは最近は外れてるなーってだけでさ」
柴「う、うーん、まあいいでしょう。確かに、僕らみたいなのにとってはあの番組が最新曲を知れるほぼ唯一でしたもんねえ」
上「逆にテーマ別の曲紹介だとか、そういうのyoutubeで見ようと思えば見れるもんね、まあそっちですら見てないんだけど。何年の曲みたいなまとめは年によっては面白いけど、20代のあたし達からすると当たり回少ないからなー」
柴「いや、やっぱ上崎さん……」
上「そんなことないから。少なくとも、特定の番組に対して不満を持っているわけじゃないから。文句があるとしたらテレビ業界皆に対してだから」
柴「うーん。まあそれならいいでしょう」
上「いいんだ」
柴「逆に、上崎さんはどんなテレビ番組を見るんですか?」
柴「ふむ。何故そのチョイス?」
上「んー、深く考えたこと無かったけど。多分、色んな人が出てきて楽しいからじゃないかな」
柴「色んな人、ですか?」
上「例えば、お笑いはyoutubeでも見れるけどコンビ毎グループ毎でチャンネル持ってたりしてさ。特定の誰かが好きならそれでいいんだけど、あたしなんかはお笑いが好きなのであって誰かファンってわけじゃなかったりね? そうすると、次々色んな人のネタ見れる一時間番組だったり、そっちのほうがありがたいんだよね」
上「あれはあれで面白いけど、いや、あくまで見てる人間からすれば、賞レースってなんか変に気合が入ってたり参加者の意気込みが凄くて見てて疲れたりするからなー。普通になんか、たまーにやるいスペシャル番組とかで、のびのびやってるネタを見たい。定期的なのだとネタパレ好き」
柴「なるほど。審査員の解説とかも、別に見てる側としては求めてなかったりしますからね。勿論参加者としてはありがたいのかもしれませんし、好きな人もいるんでしょうが」
上「ただ、少なくともR-1に関してはもう二度と見ないね」
柴「やめなさい」
上「はい」
柴「トークバラエティは?」
上「いやこれも似た話で、ゲスト呼んで多くても3、4人で会話するだけのyoutubeチャンネルより、ひな壇までいるようなアメトーク的なのが好きって感じでさ」
柴「わちゃわちゃしててほしいんですかね?」
上「かつ、トーク中心でね。あれだよ、有吉ゼミは好きじゃないけどマツコ・有吉のかりそめ天国は好き的な」
柴「微妙に理解から遠のいた気がします」
上「そもそも何の話してたのか忘れたわね」
柴「そもそもおたより紹介してませんでしたね。今日の曲はPN「海パンやろう」さんからのリクエストでした」
柴「なんですかその具体的な指摘は。ポケモンってだけでいいじゃないですか」
上「柴山さん知らないの? ルビーとヒンバスを出会わせて間接的に打倒ラスボスに貢献した英雄かつ目の見えない少年を放っておかない精神イケメンの海パンやろうさんを!」
柴「僕は知ってますけど恐らくリスナーさん半分くらいぽかんとしてるので続き読みますね。『上崎さん、柴山さん! こんばんは!』」
二人「「こんばんはー」」
柴「『夏の暑い日にはアツい曲をどうぞ!』とのことです」
上「なんなんだろうね、たまにいるよねこういう人。暑い中熱いもん食べたがったりする人」
柴「昔、僕の知り合いに美人がいたんですけど」
上「あたしより?」
柴「んー、いい勝負。で、その人がね。雪降る中歩いてたのに、買い食いでアイス食ってたんですよ。えええって驚いちゃいました」
上「それ容姿情報いらんくない?」
柴「美人の知り合いって、なんか、知り合いってだけで自慢したくなりませんか?」
上「ん、ちょっと分かる! 許す!」
柴「CMでーす」
(CM)
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