第二十一回ふわふわラジオ(1)
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(SE)『ふわふわ〜ラジオ〜!』
上「どーもどーも! MCの上崎茜(CV.南條愛乃)でっ、すっ、よっ!」
柴「ですよ。みたいになってますよ。あ、柴山蒼汰です」
上「選挙終わったねー!」
柴「終わりましたね。でも、またすぐありますよ」
上「参議院が来年夏だっけ? そんなにしょっちゅう言われても調べるの追いつかないわよね」
柴「普段から調べて、情報を集めとけってことです。無理ですけど」
上「無理無理。政治のことだけ考えてていいならできるけど、あたし達目の前の生活に必死なんだっつーのね! 真面目っぽい話から入ったけどいつも通りやっていくよ、『ふわふわラジオ』21回目! どーん!」
(SE)『ふわふわ〜ラジオ〜!』
(CM)
(曲)「恋愛レボリューション21(モーニング娘。)」
上「恋もしてー!」
柴「うーベイベー!」
上「仕事してー!」
柴「うーベイベー!」
上「ラブレボリューション!」
二人「「トゥエンティーワーン!」」
上「ほい!」
柴「神曲ですね」
上「歌詞うろ覚えだけどね」
柴「そんなわけで、PN『(四)十五の夜』さんからのリクエストでした! 21回目に相応しい曲ですね」
上「数字曲かー。あたしはあんま詳しくないけど、リスナーさん達知ってたらシリーズ化できるかしら」
柴「かもしれないですね」
上「ところで(四)十五の夜さんって前もおたよりくれた人だよね?」
柴「しゅわりん☆どり~みんをリクエストしてくれた人ですね」
上「あー! アイドルの人!」
柴「いやアイドルの人は別にいますから」
上「キャラ濃い奴ばっかりかよ」
柴「さて。おたよりを読みます。『上崎さん、柴山さん、こんばんは。お久しぶりです』」
上「こんばんは!」
柴「『21回目おめでとうございます』」
上「21回目でお祝いしてるようだともう毎回お祝いしそうだけど、まあ悪い気はしないわね。ありがとうございまーす」
柴「『今回に相応しい曲はこれしかないと思いました。今でこそアイドル全盛期と言えますが、私の時代のアイドル、中でもグループと言えば彼女たちがやはりトップ・オブ・トップ! 伝説のアイドルと言っても過言ではないでしょう』」
上「そーなんだ」
柴「『お二人のラジオの今後の更なる発展を願っています。そして伝説へ! だそうです。ありがとうございます』」
上「リスナーの野心がでけえ」
柴「まあ伝説は難しそうですけど、更なる発展ですか。新コーナーでもやりますか?」
上「新コーナーも何もいま現在何かしらのコーナー存在してないでしょ。フリートークとふつおたの二本立てよ、毎回」
柴「だから、そこにこそテコ入れが必要だと思うんですよ」
上「うーん、じゃあどんなコーナーやりたいの?」
柴「そうですねえ。例えば……しりとり?」
上「それ聞いてる人楽しいと思うか?」
柴「うるさいなあ、分かんないですよ! 聞いてて楽しい話題なんて!」
上「ラジオマンとは思えない発言だな」
柴「リスナーさんに募集かければいいんじゃないですか!? もう!」
上「かけてるよ。初回から募集してるよ。でも来てないから今のままやってるよ。ほんと自助努力の足りねー番組だな」
柴「やれることはやったけどどうにもならなかったので諦めました。僕は精いっぱいやったんです! はい、そんなわけで、いつも通りやっていきますか」
上「言い訳がゴミ過ぎる」
柴「さてでは今回は、PN『正義を問う者』さんからのおたよりです。ありがとうございます」
上「ヤバい奴じゃん」
柴「いきなり失礼ですね?」
上「いや、だって、現実で正義を名乗る奴は視野狭窄の頑固者だって相場が決まってるでしょーに。しかもただの正義じゃないんでしょ、問うてんのよ? 誰によ? ヤバいよ、何言われるんだろーか」
柴「うーん分からないではないけどあまりにも失礼が過ぎるので僕はスルーします。『上崎さん、柴山さん! 私が、来た!』」
上「オールマイトさん!?」
柴「『私は昨年大学を卒業したばかりの、ぴっちぴちの新社会人です』」
上「思ったよりぴちぴちしてた!」
柴「オールマイトならムチムチしてますよね」
上「あれをムチムチって表現する?」
柴「『それであの、社会に出てびっくりしたことなんですけど、皆さん、ルールって知ってますか? 守らなきゃいけない物なんですけど』」
上「知ってますか? は草」
柴「『いや、絶対知らないですよね? じゃないと説明できないですよね? 上司に指示されたからやらなきゃいけない、法律に違反してでも! ですって。その発言は知ってたらできないですよね?』」
上「ヤバい人じゃないけどヤバい会社に捕まってる人だったか」
柴「『その理論で行くと私も上司の命令で法律違反に巻き込まれてるんですけど? バレた時の私の人生に責任持てるから言ってるんですよね? 助けてください』」
上「最後のが本音じゃん。ヤバいね」
柴「おたよりありがとうございますと言うだけのことでこんな気持ちになるとは。まず労基行きましょ」
上「はー。信用しないわけじゃないけど、やっぱりあるのかね。こういうのって」
柴「まあ、あるでしょうね。法律レベルの違反は兎も角、前ちらっと話しましたけど、現場の実情に即してないルールってあるじゃないですか」
上「あー。アレは確かに、ね」
柴「指導する立場の人間からすれば、守るべきもの、守らせる必要があるものなわけですよね。現場がどうあれ、それがルールなんですから。でも現場の人間からすれば、そんなことしてたらまともに仕事できないレベルの問題もあるんですよ。多分」
上「役所との仕事とかめちゃめちゃ大変だよね。書類出して、審査っていうかチェック入って、返ってきて次の書類来て。それ出すと向こうの内部での手続きがあって数日かけて返ってきて。実際にはこうなってるものがルール上は同日中にやることになってたりしてね!」
柴「僕らの努力でなんとかなる物は兎も角、ああいう組織って中でのやり取りに時間かかりそうですもんね」
上「しょうがないから日付を変えて……とかやるくらいならその手続きとルール無くしちまえよバーカ! って思ったことは一度や二度ではない」
柴「明日から仕事しにくそうですね上崎さん」
上「知るかー! どーせここで何言ったところで突然その通りルール変わったりしないからね。結局仕事なんて裏で文句を叫ぶことくらいしかできないのよ人間には。そうしてみんな、性格が悪くなっていく」
柴「悪循環ですねえ。若干の言いがかりっぽさはありますが」
上「こういう細かいルール違反の積み重ねが、法律だろうとちょっとくらいいいだろって思考にするんだろうしね。ちょっとくらいとかねーよ!」
(CM)
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